ろう学校を見学してきた3

やっと見学の時の話。

ようやく見学の日。学校はうちからは車で30分の距離。

朝から太陽の照らす暑い日だったが

娘と30分かけて行ってきた。車内も暑い。。

学校には約束の5分前には着いたが、校門が見当たらない。

うろうろして探したが埒があかないので、電話して確認しようやく門を見つけた。

車から降りると、優しそうな女性が出迎えてくれた。

挨拶をして、さっそくお部屋に案内された。

そこにはたくさんのおもちゃ、音の鳴る楽器など

どんな子も大喜びそうな空間だった。娘も目をギラギラさせて

ずり這いで物色に入る。あれこれおもちゃを引き出して遊び出した。

人見知りはなし。

今回は、幼児期の個別相談という形でお話することになった。

女性は、時折簡単な手話を交えて、娘とコミュニケーションをとってくれた。

合間に母のわたしと、今までの娘の耳に関することを全てお話しした。

現在の聴力や、補聴器の話も。

女性は頷きながら、この施設のことも色々教えてくれた。

ここは、幼稚部から小学部、中、高、専門まであるそうで

県内に2ヶ所しかないため、寄宿舎もあるそう。

とても大きな校舎だった。施設は広いが、人数が少ないため

とてもゆったり雰囲気だった。幼稚部の近くに庭があり

立派な果樹林やビオトープ、遊具がゆったり並ぶ。

本物のお山もある。登りがいがありそうだ。

どの子も本当にのびのびと遊んでいて

先生たちもゆったりと子どもたちを見守っていた。

4月の暖かい陽気の下、気持ちのいい風がそよぐ。

とても心地よい空気が流れていたのが印象的だった。

見学した幼稚部では、学年ごとにやりたいことに専念していた。

絵本を読んだり、創作したり、お友達と遊んだり

外で遊んだり、水の流れを観察したりと。とても生き生きしている。

小学部の休み時間には、紅白帽をかぶった子どもたちが

果樹が実った大きな木を揺さぶって、木の実を食べようとしていた。楽しそうだ^^

いろんなハンデがありながら、とても生き生きとしている子どもたち。

こちらが元気をもらえる。

中にはダウン症の子もいた。補聴器とメガネをしているそうだ。

うちもきっとそうなるんだろうな思っているので、先輩を見つけて嬉しくなった。

とりあえずうちはというと

月に2回程度、幼児期の個別相談に通わせていただくことになった。

今後補聴器外来に通う頻度が少なくなってきた時に

耳に関することを聞ける場所が、本当にない。

周りに難聴の人もおらず、情報がない。

ネット検索は、時間ばかりかかるわりに信憑性が少ない。

今後娘が成長するにあたり、難聴の影響がどのように出てくるかわからない。

母として、こういった専門の場所に繋がっておくと安心だなと思った。

今からサポートできること、接し方など

母も学ぶことがたくさんありそうだ。

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